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ぬるま湯雑記帳

栗塚旭編

【栗塚旭編】
 このカタはあまりにかわいらしいエピソードから好きになったので、若干ワタシの3要素からはずれております。クリリン、栗さん、くりぞー等々いろいろ呼ばせていただいておりますが、その中では一番‘無難’な栗さんで通させていただきます。

<きっかけ>
 やはり王道の『新選組血風録』からですね。目を伏した時のお顔と手は、本当にきれいであります。おぢ様の魅力というよりは「綺麗」が勝ります。

☆栗さんお写真(『水戸黄門』より悪栗。土下座まであと少し。)
悪栗

↓だから、インデックスつくれってば~。


『土方歳三 燃えよ剣』  1966年  監督:市村泰一
 生まれて初めて栗さんをみた映画。とはいえ、見た当時はミッキーがマイブームだったうえに新選組にはなんの興味もなく、さらに倒れそうなくらいに眠いときに見てしまったので、実はあまり覚えていません。栗さんがおねえちゃんを押し倒したところと、そのおねえちゃん(あとで思えば佐絵さん)が拷問にかけられて死んでしまうところと、「これより二年後には新選組はなくなる」といったようなナレーションで終わったところがかすかに印象に残っているだけ。ああ、藤岡弘に似てるなこのヒト、なんで人気がでたんだろ?くらいの感想でした。
 この頃ケイタイの東映サイトで『唐獅子牡丹』や『仁義なき戦い』と共に『燃えよ剣』の着メロをダウンロードしたんですが、「こんな曲映画にあったっけ?きっとどっかで使ってたんだろな」と今思えば斬首モノの認識しかありませんでした。これは松竹映画だってば。ちなみに栗さん≒藤岡弘は多くの人が思っているようですね。素はぜんぜん違うのに、眉描いてマゲをつけるとこれ不思議。

『新選組血風録』  1965年  NET  
 津川くんにハマる→テレ東『壬生義士伝』に出演していたことが判明→原作が浅田次郎らしい→読む→号泣→テレ東のドラマも見てちょっと新選組に興味が沸く→たまたま幕末ファンの友人たちと京都に行くことに→新選組ゆかりの地を訪ねてさらに親近感が→以前ひょんなことから栗さんの土方歳三の評判がよい、というのは知っていて、映画の『燃えよ剣』だけは見ていた(前述どおり)→幕末ファンの友人が司馬遼太郎の『新選組血風録』にハマる→『新選組血風録』はどうやらビデオになっているらしい→2人でレンタルビデオを探す→発見!…

という、「大風吹けば桶屋が儲かる」方式(?)でたどり着いた1965年NET(現テレ朝)のテレビ時代劇。原作からハマった友人と、津川くんから流れ流されたワタクシの共同作業による成果といえましょう。そしたら見事にハマった。全26話。オープニングの春日八郎「新選組の旗は行く」からして大変お気に入り。オープニング自体カッコいいです。
 ワタシ、顔のタイプでいえば近藤勇役の舟橋元さん、永倉新八役の有川正治さんが好きですわ(例の3要素ピッタリ♪)。はっきりいってカッコいいのは若干名で、だからこそ屯所の男くささが全開でリアルでした。当時は栗さんがどうこう以前に結束先生の話が好きで、もう少し、もう少しでうまくいくかもしれないというところでシアワセがすり抜けてゆく切なさに降参いたしました。島田順司さんの沖田総司を初めてみたときにゃ、「わっ、なんだこれ(←失礼)!」と思ったのだが、第7話の『菊一文字』あたりから「このひとスゴイ」と思うように。左右田一平さんの斉藤一のおかげで、ほかの斉藤一がカッコよすぎるのに違和感が。
 ↑この調子で話をすすめるとえんえん終わりません。『燃えよ剣』と共にこりゃまた別のコーナー設けねば。新選組発足から土方歳三の死までのエピソードを、土方さんを狂言回しとしてすすめてゆきます。『菊一文字』『紅鼻緒』『あかね雲』『風去りぬ』『流山』…ジーンときます。

『燃えよ剣』  1970年  NET
 栗さんちょっとだけぷくっとしてカラーで登場。ガングロにして首とかと色が違っていたのでちょっと焦った。だんだん慣れたけど元来色白の方だからなあ。沖田君は頬紅つけてたしなあ。ビビった。カラーってすげえ、と思いましたね。『新選組血風録』より5年後、土方さんの一代記としてあのメンバーが戻ってまいりました。ソーダさんが隊士からハズれて私設隊医(なんじゃそら)の裏通り先生に。ソーダさんとの名コンビが、隊士のめんどうをみてきた伝蔵役の小田部通麿さん。原作にでてこない二人が出てきて賛否両論あるでしょうが、結束先生は新選組を客観的にみることができる「目」をつくりたかったのかな、と思います。ワタシは賛成派。伝蔵さんは名誉隊士ですね、隊士より隊士らしかった。泣かされた。結束先生の思い入れの深さも伺えます。
 土方さんの恋人お雪が登場することにより、『血風録』の土方さんより豊かな感情がうまれた気がします。『血風録』のストイックな土方さんも大好きですが、お雪さんを見てうれしそーな顔の土方さんも大好き。
 『血風録』も『燃えよ剣』も最終回が若干ワタシ的には問題。特に『燃えよ剣』は悲しくて泣きながらも(映像が)可笑しくて笑ってしまうという相反する気持ちが共存して心が分裂しました。ツッコミ体質を持つモノとして、幻想(夢)場面はツッコミどころ満載。我が体質が恨めしや。

『風』  1967年  TBS
 もちろんNETの2作を見ていなければ『風』をみることはなかったんだけど、ワタシの場合、『風』を見ていなかったら今ほどの栗さんファンにはならなかったと断言できます。あの口数が少なく、ニヒルな歳三を演じたおカタが、『風』ではよく笑うしよく喋るし、凧には乗るし泳ぐし、唄うし変装するし、さんまは喰いちぎるし子どもと遊ぶし。それでカッコいいし。楽しい作品でした。これ、2003年の夏に時代劇専門チャンネルで放映したんだけど、終わってしまったら「ワタシの夏」も終わってがっくり、2・3日体調がおかしくなりました。全41話、うち2話欠巻のため39話をみることが出来ました。
 老中が水野だから舞台は天保…であってますか皆さん。風の新十郎なる怪盗の「弱きを助け強きを挫く」大活躍。当初出ておった学者役志村喬と孫娘役東山明美はフェイドアウトで最終回にも登場しませんでした。そのかわり…というと語弊ありますが、冴えない同心役の小林昭二と、新十郎を慕う水野の隠密土田早苗、そして栗さんの脱線トリオが大変よろしかったです。土田早苗がケナゲでなー。水野役は池部の良さんだし、監督は松田定次だったり実相寺昭雄だったり、ゲストもいっぱい、手間もお金もちゃんとかけた娯楽時代劇でした。
 エンディングは栗さんが歌ってます。オペラ調だ。うまいのだけどわらってしまふ。しかし、いくら新十郎がイキでイナセな盗賊だからといって、雪深い地でのロケで、素足に草履で着流しはなかろう。あれでは命の危険もあり。見てるこっちが寒くなった。

『暴れん坊将軍』  1978年~  テレビ朝日
 栗さんの山田朝右衛門は、主に暴れん坊将軍の第一シリーズで活躍してたことになるのでしょうか。朝右衛門が実在の「お試し御用の首斬り役人」とは知らず、というよりそういう役職があったことも知らず。栗さんありがとう、若干かたよった方向性ではありますが、おかげさまで知識?が広がりました。
 基本形は用心棒風栗さん。なーんにも知らないで、新さんにぞんざいな口をきいていた栗さんが、ひょんなことから新公は上様だったことを知ったときの「やっちまった!」の表情が好きでした。いや、表情は神妙なんだけど、胸のうちは「あちゃー、俺のばかっばかっ」と思っていたかな、と勝手に想像。
 暴れん坊でも『風』以上に栗さん飲む飲む。酒の入れ物(←?)もひょうたんその一、ひょうたんその二、とっくり等々、バリエーションを見るのも楽しみでした。少しずつステップアップしてた気が。のち、いつの間にか栗さんに娘がいてびっくり。またこの娘がアホでびっくり。しかし、思えば上様と出会ったばかりに哀しい仕事を任されてしまったわけで。そこを描くには娘が必要だったのかな…と思うようにしています。栗さんVS春川ますみがよろしかったです。

『水戸黄門』  TBS
 ワタシが見たのは、里見黄門スペシャルでのワル栗と、佐野黄門でのお髭じい様のコント風栗。ワル栗大好き!中村吉右衛門主演の『斬り捨て御免!』でもちらっとみたことがありますが、そこでのワル栗もなかなか♪

『俺は用心棒』  1967年  NET
 これもなあ、『新選組血風録』や『燃えよ剣』とともに違うコーナーをつくらないとなあ。無愛想なら歳三以上の名無しの用心棒栗さんと、はやらない道場主の品田万平ソーダさん、天下御免の沖田総司は島田さん、この三人の弱きを助け、強きを挫く(このフレーズ、『風』の時も使ったな)の活躍。しかしそこは結束先生、あとちょっとの幸せをするりと逃して「あああっ」と思わせるあたりがうなってしまう。今度こそ大丈夫かな、この回はよさそうかな、と予想をしながら見ていたのだけれど、たいがい幸せは逃げていってしまいました。
 メンバーは血風録や燃えよ剣でおなじみの面々で、オイシくもあり、安心して見ていられる。舟橋元さんが桂小五郎だもんなあ。中野誠也さん、カッコよかったです。
 ここでも栗さん飲みっぱなし。おなかだぶだぶだったろうよ。ぼそっ、ぼそぼそっとさらに低い声でしゃべってます。栗さんはよく懐手してるよな。たまにはダブル懐手。用心棒に限らず見かけるけど、あれはそうしろって演技指導が入ってるのかしら。
 おかしいのはソーダさん。わざとおかしくしようとしているのではなく、存在自体がおかしい。なんでいるだけであんなにおかしいのか、よく分からないけどおかしい。声の調子と表情のギャップもその要因だとは思うけど。沖田くんはやっぱり沖田くん。この方の時々みせる表情に参ってしまう。引力あるなあ。
 栗さん、畳の上で滑ったり、雪の上歩いてて足埋まりかけたり、足元ちゅうい。ロケも多いですね。「襲撃前夜」「日照り雨」「おっかあの唄」あたりが印象強いです。

『愛なくして』  2003年  監督:高林陽一
 京都旅行中、思いがけないことから見た映画。そして栗さん舞台挨拶。そして栗さんにわずかながら対面。大変失礼ではありますが、映画云々よりその周辺のシチュエーションに舞い上がっていた思い出深い作品です。
 人間の生と死を巡るいくつかのエピソードを、パッチワークのようにつないだ作品で、京都を中心に活動している劇団の方が多く出演。栗さんは死にたいと思い続けている老人を優しく諭す僧の役。いいなー、こんなおっしゃんならなんでも話しちゃうわー。
 難解ではないがよくわからない、というのが正直な感想。気持ちが落ち着いてる時に見てればまた理解が違ったかもしれませんね。とにかく舞い上がってました。すみません。

『日本怪談劇場 怪談首斬り浅右衛門』  1970年  テレビ東京
 栗友とワタシの間では、カラー作品では一番きれいでカッコいい栗さんとして意見が一致しています。哀しい哀しいお話。怪談とは怖い話ではなく、哀しい話なのだとこの話で再認識しました。当時としてはどうすることもできない「身分」が背景にあるのも泣かせます。
 こちらの浅右衛門は五代目。暴れん坊は初代になりますか。首斬り役人として真面目に淡々と仕事をこなす浅右衛門、ある日川に身投げした心中の片割れの女性を助けると、それは、浅右衛門の職業を嫌って彼の友人に嫁いだ昔の女だった。心乱れる浅右衛門は、この出来事をきっかけに自分が手にかけた罪人の幽霊に悩まされるようになる。気晴らしに遊郭に出向いた浅右衛門は女と再会、首斬り役人を辞して彼女とやり直そうとする。しかし、浅右衛門をとりまく者すべてが彼からささやかな希望を剥ぎ取って、彼を破滅へと追いやってゆく…。
 浅右衛門自体は、殆ど悪いことはしておりません。なのに、どんどん悪い方悪い方へと物事が進んでいくこの不条理さ。いかん、思い出すだけで切なくなってきた。見終わった後、哀しさがずうっと体に残って、やりきれない想いでいっぱいでした。多くは語るまい。どなたさまも是非ご覧ください。名作です。
★久々に見直したら、作品中では表記が『浅右‘エ’門』となっておりました。ビデオ・DVD販売等のタイトルは『浅右‘衛’門』になってます。どっちでもいいんですかね?(4/5)

『年忘れ必殺スペシャル 仕事人アヘン戦争へ行く』  1983年  テレビ朝日
 登場時間は2分弱か、栗さん、ちらっと出てきます。ビデオのパッケージには役名が載っていたと思いますが、それを見ないで、どこでどんな役で登場するのか楽しみにするのもよろしいかと。話自体は無茶無茶です。まあ、お茶でも飲みながらどうぞ。どうでもよいですが、栗さんなで肩?

『おはなはん』第一部・第二部  1966年  監督:野村芳太郎
 この作品の少し前まで新選組の副長をされてた方が、今度は薩摩の軍人さんに。といってもこの作品の時代は明治なんだから関係ないといえば関係ありませんが、役者さんも大変だなあと思いました。NHKで大人気だった『おはなはん』を映画化したものですね。おそらくもっと続編を作る予定だったのでしょうが、二部までで終わっております。よって話も大変中途半端で終わっております。映画の『燃えよ剣』みたい。明治・大正・昭和を生きた女性の一代記。
 岩下志麻姐さんがおはなはん、栗さんは姐さんのダンナさん。正直栗さんには薩摩隼人のイメージはないなあ、色白だから。髭を生やした、目がくりくりした軍人さんでした。髭にはびっくり。八の字髭なんだもん。栗さん日露戦争からは無事生還しましたが、のち赴任先の東北地方(どこだったかな、記憶があいまい)で風邪をこじらせ死んでしまいました。第一部でしごくあっさりお亡くなりに。第二部では「思い出の栗さん」として登場してます。
 彰義隊の生き残りのおじいさん(三井弘次さん)や、西郷どんを敬愛する栗さんのおじいさん(花沢徳衛さん)が登場、明治って幕末の名残をのこす時代だったのねー、と当然のことにしみじみ。こうして、勝った官軍は鎖国を解いて、他国に進出するようになりました。複雑。

『女の一生』  1967年  監督:野村芳太郎
 あははははー、この栗さんすごい。ワル栗…というよりアホ栗。こう書くと誤解を招きそうですが、当然栗さんがアホなのではなく、栗さんの演じてる役がアホ男。歳三や新十郎、朝右衛門に慣れ親しんだワレワレにとってはかなりインパクトあり。これを思えば『おはなはん』の薩摩隼人はなんてことないですわ。原作はモーパッサン。どっかで聞いた題名だと思ったら。読んでません。アホ夫とアホ息子によっておちぶれてゆく良家の女性を描いた作品(こんな説明でいいのか)です。ヒロインは志麻姐さん。『おはなはん』に続いてのコンビです。
 戦後間もない長野県が舞台。お嬢さん育ちの志麻姐さんに願ってもない縁談が舞い込んだ。戦死した兄の友人で良家と縁続きの男性。以前会ったときよりお互い憎からず思っている間柄。さらには跡取り娘の志麻姐さんトコに養子にきてくれるという。とんとん拍子にコトは進み結婚、何の問題もないと思われたのも束の間、ダンナはどケチでおこりんぼでスケコマシ。…このダンナ役が栗さんです。姐さんと実の姉妹のように育ってきたお手伝いのおタミには手をつけて妊娠させるし、人妻とも関係を持つし。挙句の果て、逆上した人妻の旦那に射殺。
 …栗さん、あなたホントに栗さんですか。ワタシこないだまで『帰ってきた用心棒』見てたんですよ、あれほどストイックなあなたがこんなことに…。エイジの時も似たような経験がありましたが、作品を見る順番は大切ですね。まあ、どの作品をみてたところで、この衝撃は変わらなかったでしょう。何回か押し倒してたし。ひゃーと思いながら見てました。ちょっとパンツ見えたとこありました、栗さん。
 ダンナが死んだ後ようよう楽になったかと思えば、今度は姐さんが溺愛した一人息子がボンクラ君に。彼の起こした事故により裕福だった家は急速に傾き、彼自身も姐さんのお父さん、つまりじい様に勘当されてヒモ同然の生活へ転落。この息子が田村正和です。このバカっぷりも見事です。苦労の耐えない志麻姐さん、老いてささやかなシアワセをつかむ予感をもたせつつ、完。
 このテのアホ男役は津川くんがピカ一だと思っていましたが、栗さんもなかなかよかったなあ。こういった役をされていたとは意外であり、新鮮でした。

『新選組!』  2004年  NHK
 ああっ、楽しみが終わってしまった!歳三の盲目の兄、為次郎を第2話と第11話で演じていらっしゃいました。声が素晴らしくよろしいですね。目を閉じたままであったのは少し残念でしたが、貫禄十分でした。栗さーん!

『斬り捨て御免!』  1980年  テレビ東京
 『水戸黄門』のところでちらっと書きましたが、ワル栗。先日テレ東で再放送があり、しっかり見届けることができました。記念すべきシリーズの第一話と第二話(「炎と燃える三十六番所の灯」の前編・後編という形をとっています)でのゲスト出演。脚本が結束先生、音楽が渡辺岳夫さんです。ワタシ以前後編を見ておりました。時代劇専門チャンネルでリクエストしたいです。じっくり見たいなあ。やたらはさまるCMに閉口しました。
 女郎屋や居酒屋に囲まれた三十六番所。探索活動をしていたこの番所の頭取が不審な死を遂げ、後任者がやってきた。これが中村吉右衛門、播磨屋でございます。バンザーイバンザーイ、吉右衛門好きなのよー。殺陣なんかカッコ良すぎ。安心してみてられる。うまいっ!…調査の結果、幕府禁制の抜け荷の手入れをするたび証拠を隠されてしまうのは、老中が結託している悪徳商人に情報を流しているから、ということが判明。前頭取はそれを追っていたがために殺害されたのだった。また前頭取以外にも彼らのために命を落とした者たちがいて、悪徳商人をふんじばったハリー(播磨屋さんの略。ファンの皆さん怒らないでくださいね)は大目付のハッシー(橋幸夫の略。ファンの皆さん怒らないでくださいね)ともども老中の成敗に向かう。で、この悪老中が栗さん。
 栗さんは「茶系統でシックにまとめてみました」といった風の衣装で、大変品が良く、悪いヤツだが英国紳士のようだ(←???)。栗さんの月代姿、ワタシは結構好きですが、皆さんはいかがですか?「斬り捨て御免―!」でハリーに頭から切り下げられたワル栗のソフトな倒れ方が素敵。あと、ぬるま湯掲示板でアネクスさまご指摘のとおりワル栗色白、そして心持ち「ぷっ栗」。たくらんでる栗さんいい!!ワタシ的にはハリーの番所仲間、長門勇もいいな♪

『水戸黄門』  2004年  TBS
 多くの方から栗さんの水戸黄門出演情報をいただきました。まずはお礼を。33部第二話の「金貸し泣かせた黄門様・御油」での登場です。ぬるま湯掲示板等を見られた方はお分かりでしょうが、ワル栗。悪代官。いつもの英国紳士的ワル栗とは違っていて、ワタシとしては驚きました。
 ひょんなことから嫌われ者の金貸しの用心棒になった黄門さま。取り立てが厳しく、町民から鬼とよばれている強欲な金貸しが、実は優しい心の持ち主であることを知った黄門さまは、言われるままに用心棒をし、金貸しの命を狙う浪人集団から守ってやる。金貸し役は林与一。けっこう好き♪
 さて、この浪人集団の雇い主が栗代官。自分が早く江戸づめになりたいばっかりにワイロをばらまいてて、そのためにこの金貸しから三百両を借りていた。支払いの期日がせまってきたから殺しちゃえ、と刺客を放ったというわけで…あのさあ、脚本のヒトもさあ、もっとでっかい‘悪’を考えてくださいよー。ちっちゃいちっちゃい、要は借金の踏み倒し代官です。さらに栗代官は「早く江戸に戻って芸者遊びがしたい」とか言ってて、由美かおるも呆れ顔。えらくギラギラした感じ。おべべも鯉のぼりの親分みたい(?)にギラギラしてたし。  
 今回の栗さんの笑い声、全部の音に濁点がついてるんじゃないかとすら思いました。あんな声初めて聞きましたよ。ド迫力。このギラギラ路線もいけますね、栗さん!最後は黄門さまに杖でたたかれ、土下座し、連行。もうちょっと手向かってもよかったかなあ。あと由美かおるのお風呂タイムをのぞくとか、ちょっかい出してほしかったなあ。しかし五代目黄門さま、ガタイ良すぎですよね?



 
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